作品

マーケティングとデザインの両方を
重点的に考えた制作物です

【入賞作品・X広告採用】「はたらいて、笑おう。」
イラストコンテストの応募イラスト

転職支援サービス「doda」等を提供する株式会社パーソルHD様が主催した「はたらいて、笑おう。」イラストコンテストにて入賞したイラストです。 そして、パーソル様の公式Xアカウントにて広告イラストとしても採用されました。応募総数217作品の中から選定された11作品の一つです。

※タップ/クリックで拡大表示できます。

  • 種別:広告イラスト
  • 案件区分:コンペティション
  • 目的:広告・認知度向上

作品概要

作品名

「お仕事労い甘々やかし」

概要

使用ソフト
CLIP STUDIO PAINT PRO

制作期間:約8日間(2025年11月)

担当範囲:アイデア構想、ラフスケッチ、線画、彩色

株式会社パーソルHD様が掲げる「はたらいて、笑おう。」のビジョンにちなんで、「働いて笑顔になる瞬間」をテーマに開催されたコンテストで 入賞した作品です。

社会人が仕事で達成感を感じ、笑顔で過ごす瞬間を表現しました。大きなプロジェクトの完遂、上司や顧客からの評価といった喜びを、「ゴールテープを切る瞬間」に例えました。

そして、自身への労いを兼ねた甘いご褒美としてプリンを描くことで、「ゴールテープとプリンが融合した「だまし絵」のビジュアルに仕上げてます。

以上、仕事にやりがいを感じて笑顔になった社会人を表現しております。

マーケティング戦略・戦術

ターゲット

転職未経験、もしくは数回程度であり、「転職への不安」を抱えつつも、自己肯定感とQOLの向上を求めている20〜30代前半。 Xでデジタルイラストを眺める習慣がある。

コンバージョン

Xでのイラスト広告を通して、「はたらいて、笑おう。」を掲げるパーソルの存在と姿勢が心に残り、 今すぐ転職の決断はしなくても「パーソルについて少し調べてみよう」「あとで投稿を見返そう」と静かな次の一歩を踏み出す状態をつくる。

課題・意図・工夫・結果

【課題】
Xを閲覧しているターゲットが、流れるタイムラインの中で広告イラストに視線を留め、スクロールを止めたうえで、 パーソルHDの転職サービスに興味・関心を持つにはどうすればよいかが課題でした。

【意図】
ビジュアルを「だまし絵」の構造で設計することで、スクロール中に違和感や発見を生み、自然と視点を止めてもらうことを狙いました。

その体験を通して、働くことで笑顔になれる瞬間や、パーソルHDが掲げる前向きなビジョンを、説明ではなく視覚体験として認知してもらう意図です。

【工夫】
背景を単色にし、モチーフや情報量を必要最小限に抑えることで視覚的ノイズを減らし、ミニマルデザインを意識しました。その結果、笑顔のビジネスパーソンや、 プリンとゴールテープによるだまし絵構造へと自然に視線が誘導される設計になっています。

モチーフにはプリンを採用しました。プリンはコンビニなどで手軽に購入できる身近なご褒美であり、 その濃厚な甘さや弾力は、働く人々を労い包み込む存在として独特な表現できると考えたためです。

また、ターゲットを性別で限定しない方針と、近年の性認識への配慮から、モデルはジェンダーレスなスーツスタイルと髪型に設定し、 誰に対してもフラットに訴求できる人物像としました。

配色については、ポジティブで活気のある印象とプリンを想起させる高彩度の黄色をベースカラーに設定しました。 そこに、なじみを意識したごく明るい黒のスーツ色と、カラメルソースを想起させる深い茶色を組み合わせ、全体の配色を崩さない範囲で赤をアクセントとして加えています。

【結果】
ターゲットとの関連性が高いモチーフを厳選し、視覚情報を最小限に抑えたうえでだまし絵表現を取り入れることで、視覚的ノイズが少なく、かつ訴求力の高い作品に仕上がりました。X上でもタイムラインの中で目を引き、思わず視線を止めてもらえるデザインとなっています。

審査員からは、「ひと目で気持ちを明るくしてくれる楽しさがあり、自然と視線が引き寄せられる」「見ているだけで思わず元気になれる」といった評価をいただいており、パーソルHDのビジョンを視覚的に体現できた点が評価されました。

【架空案件】インバウンド向け宮崎県観光PR用のキービジュアル

宮崎県への欧米圏インバウンド誘致を想定したWebサイト用キービジュアルの架空案件です。日本神話の「アマテラス」、マンゴー等をモチーフに「扉を開いた先に未知の宮崎が広がる」というストーリー構造と騙し絵により、宮崎らしさを追求しました。

  • 種別:キービジュアルイラスト
  • 案件区分:架空案件
  • 目的:LPへの誘導

作品概要

作品名

「知られざる世界、宮崎。」

概要

使用ソフト
CLIP STUDIO PAINT PRO

制作期間:約18日間(2026年5月)

担当範囲:アイデア構想、ラフスケッチ、線画、彩色

宮崎県への欧米圏インバウンド誘致を想定した、Webサイト用キービジュアル(KV)の架空案件です。ターゲットは「東京・京都以外の日本」を求める欧米圏の訪日リピーターに設定しました。

日本神話「天岩戸」をモチーフに、「扉を開いた先に未知の宮崎が広がる」というストーリー構造を設計しています。加えて、騙し絵的な奥行き表現によって視線誘導と滞在時間向上を狙いました。

また、黒・水色・オレンジを軸としたトリコロール配色により、色相数を抑えつつ色調差を付けてメリハリのある「高級感」と「南国らしい爽快感・活気」を表現しています。

マーケティング戦略・戦術

ターゲット

ターゲットは「体験志向の旅行を求める欧米圏の30〜40代訪日リピーター」です。東京・京都など主要観光地を既に体験済みであり、「まだ知られていない日本」を探しているという設定にしました。

設定背景は3点あります。第一に、国土交通省の施策において宮崎県・九州全体が欧米豪圏へのプロモーションを強化しており、今後の成長インバウンド層として期待されています。

そして、東アジア圏(香港・韓国)は直行便が確立されリピーター層も形成済みのため、KVによる新規誘客の余地が小さく、欧米圏は認知拡大余地の大きい未開拓市場だと判断しました。

また、このターゲット層は「意味や物語のある旅」に価値を置く傾向があり、宮崎の神話文化・自然体験との親和性が高いと思い、ターゲットに選定しました。

コンバージョン

メインCVは特集LPへのCTAクリックを想定しています。認知段階のユーザーに対して資料請求や予約など重い行動を要求すると離脱率が高まるためです。ユーザーへの要求行動を最小化することで離脱率を抑制する設計としました。

課題・意図・工夫・結果

【課題】
宮崎県は海外での認知度が低く、キービジュアルだけでは宮崎の魅力が伝わりにくい可能性があります。また、「知名度ゼロ」の状態からCTAクリックまで導く設計が必要だと考えました。

【意図】
「知られざる世界、宮崎。」をキャッチコピーに設定して、テキストに依存せず「ビジュアルだけで興味喚起できる設計」を重視しました。

具体的には「未知の遭遇」を感じさせる体験設計を目指しました。特に欧米圏ユーザーが求める「物語性のある旅」に着目し、日本神話「天岩戸」と「アマテラス」「マンゴー」「日向灘」をモチーフとすることで、宮崎の世界観とストーリー性を演出し、観光体験への導入として機能させています。

【工夫】
工夫した点は大きくわけて3つあります。

第一に、騙し絵的な奥行き構図により視線を自然に中央へ誘導し、ユーザーの滞在時間向上を狙いました。また、太陽の女神であるアマテラスと「太陽のたまご」で有名なマンゴーに見立て、太陽のように光り輝くマンゴーをモチーフの一つに選びました。

第二に「閉ざされた扉を開くことで未知の光景に出会える」というアマテラスの天岩戸の逸話に基づいてストーリー性を加えました。岩戸が開くことで宮崎の代名詞でもある広大な太平洋が垣間見える瞬間を描き、ターゲットの「物語への欲求」に直接応答しています。

最後に色彩による感情設計として、黒は日本神話・神楽の荘厳さと宮崎牛・マンゴーの高級感を、オレンジは太陽のたまご・アマテラス・南国イメージに基づく生命力と活気を、水色は黒潮が流れる日向灘と青島を連想させつつ広大な太平洋の開放感を表現しています。

【結果】
単なる観光ビジュアルではなく、「ストーリー性によって興味喚起し、LPへ行動誘導するKV」として設計できました。

宮崎を代表する地域資源を厳選した上で世界観とストーリー性を加え、色彩理論に基づいた配色によりメリハリと「宮崎らしさ」を一目で訴求できる作品に仕上がっています。

また、デザインだけでなくターゲット・CV・UXまで含めて設計することで、マーケティング視点を持ったビジュアル制作力を訴求できる構成に仕上がっています。